【テレアポ】暴力で支配されていたバイト体験記【時給1500円】

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僕はテレアポの仕事をめちゃくちゃ嫌っている。というのも過去に2回の経験があるが、2回共ストレスから全身真っ赤になるまで蕁麻疹に苦しんだからだ。心が弱い人はテレアポの仕事を絶対にしてはいけない。

一日中電話をしているから、呼び出し音が仕事以外でも鳴っている。

プルルルルルルルルッ…
プルルルルルルルルッ…

寝ても覚めてもコール音にもうゲッソリだ。

そんなこんなで、今日は過去のテレアポ現場で見た衝撃的な内情を書いていく。

ちなみに今から15年以上前の話しなので、今のテレアポ会社でこんなことはありえません。

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【テレアポ】服装自由!時給1500円というパワーワード

最初にテレアポを選んだのは時給が1500円という超高価格な給料目当てで飛び込んだ。高校生の頃なんて700円だったのだ。しかもテレアポのアルバイトは、優秀な成績を残せば賞与が与えられるらしい。これは頑張るしかない!最初は誰しもがそう思うんです。

時給1500円で電話をかけて、OKもらえたら給料上がるとか完璧じゃん。っサイコー♪

そして、そんな淡い期待は開始1時間で打ちひしがれた。職場として完全にアウトな職場だったので、そのアウトな部分を見出しごとに書いていく。

朝礼が体育会系のブラック企業

テレアポ会社にありがちな朝礼。ゴリゴリの体育会計。
これは2回テレアポバイトを経験して、2回共似たような感じだったから今でもあるんじゃないかな。

1社目の漆黒会社では社員やアルバイトスタッフたちが、社長の前で今日やることや目標を大声で発声させられていた。

「お疲れ様です!!昨日3件のアポをとれたので、本契約にもっていきます!!」
「お疲れ様です!!今週は目標件数達成まで残りわずか!日々記録を伸ばしていきます!!」
「お疲れ様です!!クロージング業務を進めていきます!!」

僕「…」

今まで経験したことのない熱気に怯みはした。でもこれは毎朝ルーティンだし二社目に受けたテレアポ現場でも同じような感じだった(こちらは12年前)

朝礼中に社員が壁に飛んでいった

入社初日の朝礼で、面接をしてくれていた社員が壁に飛んでいった。

いったい何を言ってるのか?と思うかもしれないけれど、事実なのだ。

多分、弱気な発言だったり、ミスをしたんだと思うけれど、震え上がったのを覚えている。

そのあとにぶっ飛ばされた社員は、アルバイトたちに暴言を吐きながら士気をあげようとするのだから、もう本当に最悪。暴力が支配する北斗の拳の世界だ。そんな暴力が横行していた現場なので、ベテランか喧嘩が強い人しか残ってなかった。

電話をかける顧客リストが丸かぶり

1日平均200~300件はかけていた。その当時のテレアポは顧客リストがプリントアウトされ、そのリストが机の上に無尽蔵に置かれていた。それを手にとって電話をかけるのだが、そもそも顧客リストのコピーは全国共通で使われている。

そのリストを手に取り、片っ端から電話をかけているため、電話をかけても既にどこかしらの部署が電話をかけて既に営業済みなんてのも当たり前。

東京支部でかけてNGとなった日に、大阪や福岡支部から同じ勧誘電話が何度もかかってくる。電話をうける側からすればたまったもんじゃない。

だから何度もかかってきた電話口のお客様は怒り狂っていた。

過去のにこ
過去のにこ

お忙しいところ恐れ入ります。こちら日本○○の~

電話口の相手「あqwせdrfgふじこlp;@:」ガシャンッ!!!!

Google スプレッドシートのような優れたツールもない時代だったので、僕らはアポをとるためにとにかく電話をし続けた。

断られてもOK貰えるまで毎日電話する

僕「もしもし、恐れ入ります~。わたくし日本○○の○○ともうしm…」

客「日本○○は今日で3回目の電話だぞ!営業妨害もええかげんにしろ!」ガチャッ!!!ツーツー

僕「……とのことです…」社員に報告

社員「アホか!4回目でアポとれるかもしれんやろ!アポとれるまで毎日電話せい!」

と返された。

毎日何度も受話器の向こう側から罵詈雑言を浴びせられ、社員からもメチャクチャな暴言を吐かれる。こちらも精神的にはいっぱいいっぱいの状態だけど、リストのお客様の中には電話攻撃を受けすぎてノイローゼみたいになってくる人も出てきた。

「もうおたくと契約するから電話かけてくるのはもうやめて…お願い…」

でも顧客リストは全国共通のものが置かれていて、本契約した後でもしばらくはリストに残っていたため、電話攻撃に耐えられず契約したのに結局電話がかかってきて、マジで地獄。

バイト3日目になると社員は鬼になる

とんでもない環境下の中でテレアポの仕事をしていたわけだが、バイトスタッフの育成はどうなのか?実は仕事内容はしっかり教えてもらえる。

初日や2日目なんかは未経験という人に対して、丁寧に教えてくれるんだけど、入って3日後、社員は突然豹変する。3日目にアポが0件だと、朝礼のあと社員がバイトスタッフの後ろに立ち、肩を手に回され耳元でこう囁くのだ。

「今日アポとれなかったら、、、てめぇわかってんだろうな?あぁ?」

 

結果:3日目の休憩中に契約を取れなかった新人は飛ぶ。

 

 

実際にアポがとれないと、もうそのスタッフを排除する方向にシフトする。

座ってる椅子を蹴り上げ暴言を吐いたり、参考書のような本で頭を叩かれたり、それが新人スタッフの目の前で行われている。そして圧力をかけられている人たちは未来の自分たちでもあるのだ。

そんなこんなで新人は3日目で飛ぶか、退職する。

スタッフ紹介につき20000円の特別賞与

人の入れ替わりがとんでもなく早い職場だったので、アルバイトを紹介して3ヶ月以上在籍してくれた場合に限り20000円のボーナスがもらえる仕組みだった。

専門学校卒業後なので、友達はみんな仕事を探していた。だから僕は時給1500円という甘い言葉を使い、さらに紹介料でボロ儲けしてやろう!と8人紹介したが、3ヶ月どころか1週間もった人はいなかった。

過去最短時間の友達なんかは始業後1時間で飛んだ。

当時はなんて薄情なやつ!と怒っていたが、1時間で飛ぶ人の方が正常な判断力を持ってる。

余りにも電話をし過ぎて、ニュースになった

この悪質なテレアポ会社。別に違法な商品を売っていたのではなく、サービス内容的には事務所の電話代や通信費が安くなるというものだった。導入すればほぼ確実に家の通信費は安くなる。良いサービスだったのだ。

だからと言って、断られてもOKするまで毎日電話するみたいなゴミのような会社だったので、ある日ニュースにボーンッと出てた。

「執拗に電話をかけ続けるテレアポ行為が問題に…」

とニュースで放送されていた。このニュースを見た時、ようやくこの仕事を辞められる…と安堵感でいっぱいだったが、さすが悪徳会社。関係ないぜ。

別商品でテレアポ業務を開始した。

全国規模で僕らが進めているサービス代行業者が行き過ぎたテレアポ行為で従来のサービスが提供禁止になった。そして次の日会社からは新しいサービスBを今後の主軸とする。と宣告されます。

明らかにサービスの質はワングレードダウンしている上に、過去の顧客リストにまた1から電話をかける日々が続いた。過去自分たちがアポをとった人たちにもまた電話をかけさせられる日々。

目標一人1日5件じゃああ!今月も目標達成がんばるぞー!!!!

ストレス性の蕁麻疹で日常が壊れた

自他ともに認める豆腐メンタルな僕は第2サービスのアポをかけだした頃から、全身に真っ赤でブツブツが出来始めていた。

ブツブツがかゆいのでひっかくと、全身にブツブツが広がり、顔なんかもただれてきた。日常生活に支障が出まくりだった。最終的に病院からストレス+蕁麻疹の診断書もらってなんとか辞めた。

あの頃働いていたエリートテレフォンアポインターの方々はなにをしているんだろう。。。一番稼いでる人は月に50万以上もらっていたし、アルバイトでも平均22万近くもらってたもんなぁ。。。

やっぱり社長と社員の人は構成員だったのか…それとも時代的にはどこもそうだっただろうか…今となってはなにもわからない。

体験
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プロフィール
nico

にこ。
ブログを書いています。ベースを弾くのと猫と戯れるのが大好きなオタクです。過去にブログだけで食えていた時代が3年ほどあったが、アルゴリズムの変動で一気に底辺に。またブログだけで食えるようにと少しづつブログ執筆を開始。

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