Twitterのトレンドに「南海トラフ」というキーワードが入っていました。
情報元はTik Tok
炎上目的か目立ちたがりやなのかわかりませんが、誰かの発言によってSNSで騒がれています。南海トラフ地震が近い将来起こるのは事実ですが、南海トラフ地震は地震学者でも探知できないほど難しいものです。
SNSで恐怖を煽っているみたいで、とても気分が悪くなりました。
ですが、いつ起こるかはわからない南海トラフ地震。恐らく私達が生きているうちには南海トラフ地震は起こるでしょう。
できればそんな地震を体験せずに寿命を全うしたいのですが、、、起こるのなら対策はしておかねばなりません。南海トラフ地震が起こった時、私たちの命の安全は大前提ですが、ペットの命も同様に大切です。
私は猫を4匹飼っています。
猫は私の命より大切な存在です。
そんな猫たち4匹には何不自由なく健やかに生きていて欲しいと常日頃願っています。もし、震災・災害に被災した場合、私達の食料や水はもちろんですが、大切な家族であるペットのことも考えなければいけません。
私と同じような考えの人もきっといると思うので、災害時のペットと一緒に避難する際に用意しておいて欲しいもの・対策を書いています。
愛するペットのために 震災・災害前にできる3つの対策
この項目では被災前からできる対策です。被災時、多くのペットは飼い主たちと離れ離れになってしまいます。こういったことも起こり得るので、下で紹介している2つのうちのどれかは必ず行ってください。
対策1 ペットにマイクロチップを埋め込む
マイクロチップはペットの体内に埋め込む直径2mm、長さ0.8~1.2mmほどの棒状のチップです。このチップを専用のリーダーで読み取ることで、データから飼い主が判明するため、万が一災害でペットとはぐれてしまっても、保護されていればすぐに再会できます。
愛するペットの身体の中に、そんなものを入れるなんて信じられない…
その考え方も理解できます。ペットの身体にチップを埋め込むのが受け付けられない場合は方は、ペットIDを登録してください。
対策2 PET-ID(迷子札)に登録し、首輪につける
PET-IDはペットの首輪につける迷子タグです。下記サイトであなたのペットプロフを登録してください。
登録すると8桁の番号が発行されます。その発行された番号をペットの首輪に書くかpet-homeでプレートを発行してください。
数量限定ですが、無料で発行してもらえます。
こちらもマイクロチップと同様、保護された時に番号で識別して飼い主さんとすぐに連絡がとれるようになります。また登録したペットプロフには、あなたのペットが好き嫌い・特徴・病気・アレルギーと細かくプロフィールを記載できるので、保護された場所でもあなたのペットにあった接し方をしてくれます。
東日本大震災の時に、保護されたペットの中でPET-IDや迷子札を登録したペットたちは100%の確率で飼い主が判明しましたが、首輪のみの場合、たった0.5%しか飼い主が判明できませんでした。猫に至っては0%という数字です。
また、飼い主である私たちが震災・災害で死んでしまった場合でも、PET-IDに登録したペットたちは自治体は引き取ってくれます。そしてペットプロフはペットたちの性格や好き・嫌いなどを細かく書いているので、引き取り手もみつかりやすいのです。
ただし、被災して首輪がとれてしまった場合、このPET-IDの力はなくなります。不安な方はマイクロチップとPET-IDどちらも登録しておきましょう。
ペットによっては首輪を嫌がりどうにかしてちぎろうとする子もいます。首輪が嫌いな子にはマイクロチップの検討をお願いします。
対策3 避難場所の確認。ペットを受け入れてくれるかも確認
検索で「住んでいる地域 災害 避難所」と検索すればあなたの住んでいるエリア内での避難所が書かれています。被災した当日、その施設がペットの受け入れができないとなれば本末転倒です。事前に確認はとっておきましょう。
また、避難所ではペットと一緒に避難できてもペットと一緒に生活はできません。ペットは1匹づつケージに入れられ、ペットエリアでの生活が基本となります。自宅に戻れない状況なら、覚悟を決めましょう。
震災・災害時 ペットと一緒に避難するために必要なもの
被災して、ペットと一緒に避難所に向かう前に、避難所に持っていって欲しいものを書いています。
キャリーバッグ・ケージ
動物病院に連れて行く時のキャリーバッグやキャリーケースにペットを連れて避難してください。
キャリーバッグに入れる前に、かわいそうですが、ペットを洗濯ネットで覆ってからキャリーバッグに入れてください。
理由はキャリーバッグが開いた時、そのまま逃げてしまう恐れがあるためです。
また、突然の被災にパニックで暴れまわる可能性もあるため、怪我の防止のためにも心を鬼にしてネットに入れてください。
震災・災害の時は、私達もペットも日常とは全く違う世界にいます。
普段ならおとなしい子でも、非日常では考えられない行動をとる可能性があります。
常用している薬
ペットが疾患を持っている場合、必ず薬を持っていきましょう。こちらは持てる分だけ持っていってください。塗り薬や飲み薬は避難先で簡単には手に入れられません。
ペットフード3~5日分と水
普段食べているフードを頭数分×3~5日分は用意しておいてください。
水は保存も効くため、予めペットボトルで沢山購入しておきましょう。
ペットフードを入れる容器
ペットフードを入れる容器を必ず用意していきましょう。
オススメはプラスチックで重ねられる容器です。
落としても割れませんし、水洗いも可能なため便利です。紙皿だと私達も使えます。
トイレ用品
できれば使い慣れたトイレが好ましいのですが、最悪ポータブルのトイレも用意しましょう。
猫砂は使い慣れたものを持っていってください。
ペットシーツ
多めに持っていっていき、キャリーバッグの中にも敷き詰めてください。
排泄物のニオイをおさえる袋
排泄物のニオイは強烈なので、ニオイを抑えられる袋を用意してください
まとめ・最悪のケースも想定して被災時の対策を
食料と水の備蓄は当然ですが、マイクロチップ・PET-IDはオススメです。PET-IDはプレートを発行せずとも、飼い主さんが首輪に書いておくだけでも判別可能です。無料でできる最大の対策とも言えるでしょう。
愛するペットのためにPET-IDの登録はぜひお願いいたします。
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